９月の園長コラム | 聖園幼稚園

７月下旬から８月末まで聖園幼稚園は夏休みでした。その期間静かな園舎を想像する方もいらっしゃったことでしょう。

　土日やお盆の前後、広島信望愛学園の総会などの行事がある日を除いて、聖園幼稚園では預かり保育を行っていました。毎朝私服を着た園児たちが保護者に連れられて登園してきました。２０人前後の園児たちが集まっていたでしょうか。園児たちは、絵画室に入るとそれぞれ思い思いの遊び道具を持ち出して仲よく遊んでいました。ブロックや積み木遊びをする子どももいれば、ままごと遊びをする子どももいました。トランプや人生ゲームに興じる子どももいれば、熱心に塗り絵をしている子どももいました。車のおもちゃで想像たくましく遊ぶ子どももいましたし、工作をしている子どももいました。絵画室はまるで子どもたちの天国でした。

　ひととおり遊び終えるとプールの時間です。猛暑が続いたこの夏でしたが、水遊びに興じる子どもたちは、まるで水を得た魚のように生き生きと楽しそうに遊んでいました。浅く水を張った大きなプールの中にある、水をたっぷり入れたビニールプールに出たり入ったりしながら、歓声を上げていました。プールに入らない子どもたちは帽子を被り、じょうろを手に持って園庭に思い思いの絵を描いて遊んでいました。

　学期中の園児たちとはまた違う、幼稚園で伸び伸びと過ごす子どもたちの物事に熱中している姿や真剣な眼差し、屈託のない笑顔に毎日癒されていました。

学校法人広島信望愛学園

聖園幼稚園　園長　瀧井　英昭