園長コラム~12月~ | 聖園幼稚園

12月になりました。街ではクリスマスの飾り物をたくさん見かけるようになりました。神の子イエス様の誕生をお祝いする25日も、もうそこまで来ています。

皆さんは、サンタクロースが本当にいたことをご存知でしょうか。カトリック教会は、12月6日をサンタクロース(聖ニコラオ司教)の記念日として定めています。

サンタクロースのもとになったニコラオは、西暦270年、小アジア(今のトルコ)のリシア州パラタで生まれました。ニコラオは両親の死後莫大な財産を相続し、そのお金を慈善に使っていました。ある夏の夜、貧乏な靴屋の娘の嫁入りの支度金にと、その家の2階に投げ込んだことから、慈善活動が始まったようです。その後ニコラオは貧しい人や困っている人々を助け続け、その活動が皆から称えられるようになりました。

ニコラオはその後聖職者になり、ニコラオ司教と呼ばれるようになりました。ニコラオ司教の死後に、カトリック教会はその素晴らしい活動をたたえて、「聖人」という称号を与えました。聖ニコラオは英語でSt. Nicholasとなります。セントニコラス、何かサンタクロースの発音に似ていませんか。

今のサンタクロースの服装は、聖ニコラオの話が、プロテスタント信者が多い北欧に伝わり、好々爺が、司教が着るような赤い服を着てプレゼントを配っているうちに、今の姿に落ち着いたといわれています。

オランダやベルギーなどでは12月5日の夜半に、プレゼントが枕元に置かれるそうです。プレゼントは子どもたちだけでなく、家族の皆に、本当に必要なものがプレゼントされます。お父さんはお母さんにも、お母さんはお父さんにもプレゼントをしているそうです。さて今年、皆さんはどんなものをプレゼントし合いますか。

学校法人広島信望愛学園

        聖園幼稚園 園長 瀧井英昭


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カテゴリー在園児向け > 園長コラム > 在園児向け
掲載日2013年12月12日
更新日2013年12月12日
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記事区分園長コラム在園児向け
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編集者聖園幼稚園
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