ごあいさつGreeting

聖園幼稚園のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私たちの幼稚園は、カトリックの精神に基づき、「神さまに愛されている自分を大切にし、そして隣人を自分のように愛する子どもを育てる」ことを大切にしています。子どもたちは皆、かけがえのない存在であり、神さまの愛のうちにそれぞれのペースで成長していく力をもっています。

本園では、五感を活かした豊かな体験と、祈りのある毎日を通して、子どもたちが自分を知り、他者と関わり、心を育んでいくことを目指しています。そして、家庭と園、保護者と教職員がともに手を携えて、子どもたちの人生の土台を築く場でありたいと願っています。

どうぞ、聖園での毎日が、子どもたちにとって神さまの愛に包まれた温かな学びと出会いの場となりますように。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

聖園幼稚園 園長 金 起煥

聖園幼稚園 園長 金 起煥

教育方針Educational policy

全園児を全職員で見守る家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりの個性をのばし、深化させることを大切にしています。
またキリスト教的精神に基づき、道徳教育を基礎として、正しい人生観、真の隣人愛を育て、人間・人格形成の最も重要な時を生かせるようにしています。

  • すべての人が神様の子どもとして大切な存在であるということ。自分も、そしてお友だちもかけがえのない存在であり、みんなが一人ひとりを大切にする心を育てるように取り組む
  • 少人数・縦割り編成のクラス
    目の行き届く中、モンテッソーリ教育を取り入れ、異年齢の子どもたちが、共に生活し基本的な社会性を育てる。年齢に応じた横割りでの教育も取り入れ、すべての先生がすべての子どもに関わり、教員全員で見守る
  • 保護者の方々と一緒になって育てていくことを基本にしており、お弁当や送迎も保護者の大切な役割と考えている

教育の特色Features

  1. 縦割りクラス編成による異年齢交流による人間性の涵養

    年少・年中・年長の子どもたちが一緒に過ごす「縦割りクラス(異年齢混合クラス)」を取り入れています。年上の子は、小さな子を気づかい、手を差しのべる中で「人のために動く喜び」や「自分にできることへの自信」を育んでいきます。年下の子は、年上の子のやさしさにふれながら、自然とあこがれの気持ちを持ち、「自分もやってみたい」という意欲が芽生えていきます。年齢を超えた関わりの中で、子どもたちは家庭のような安心感の中で互いに育ち合い、「思いやり」や「信頼する心」を体験的に学んでいきます。カトリックの「互いに愛し合いなさい」という教えを、日々の生活の中で自然に体で感じ、心で学んでいける──それが縦割りクラスの大きな魅力です。

  2. 遊びは学び

    「遊びは学び」という考えを大切にしています。大人から見ると何気ない遊びのひとときも、子どもたちにとっては、心と体、そして人との関わりを育む大切な時間です。砂場でトンネルを作ることも、ごっこ遊びを通して会話することも、すべてが発見と学びの連続です。うまくいかないことに挑戦し、時には友だちとぶつかりながらも、試してみて、考えて、工夫してみる―その中にこそ、生きる力の芽が育っています。神さまからいただいた「自ら育とうとする力」を信じて、子どもたちがのびのびと遊びながら学べるよう、私たちは環境を整え、見守り、必要なときに手を差しのべます。遊びの中で育つ「考える力」「感じる心」「人とのつながり」を、私たちは大切にしています。

  3. カトリック精神に基づく人格形成

    「優しい子に育ってほしい」―それは多くの保護者が願うことだと思います。けれど私たちは、優しさとは単なる「やさしい性格」ではなく、「相手の気持ちに気づき、思いを巡らせ、その人のために行動しようとする心のプロセス」だと考えています。困っている友だちに声をかけるまでには、「どうしたんだろう」「今、自分にできることは何かな」と考える時間があります。時には迷ったり、勇気が要ったりすることもあります。私たちは、子どもたちがその小さな一歩を踏み出すまでの心の動きを丁寧に受けとめ、「やさしくなろう」とする気持ちそのものを大切に育てていきたいと願っています。「優しさ」は、神さまの愛を受けて生まれる心のあたたかさであり、それをどう生かすかは、日々の祈りと関わりの中で少しずつ育っていくものです。

  4. モンテッソーリ教育法

    モンテッソーリ教育は、「子どもには自ら成長していく力が備わっている」という考えに基づき、子ども一人ひとりの発達に応じて、自立と主体性を育む教育法です。子どもたちは整えられた環境の中で、自分でやってみたい活動を選び、自分のペースで集中して取り組むことで、「できた!」という喜びと自信を少しずつ積み重ねていきます。教師は、子どもが本来持っている成長への意欲と力を信じ、そっと寄り添いながら援助します。誰かと比べるのではなく、「その子らしい育ち」を大切に見守ること、それがモンテッソーリ教育の根本です。

  5. 専門性の高い体操講師による体操教室

    各年次の発育・発達に即した多種多様な運動あそびを経験することで、段階的に無理なく楽しみながら運動技能を身に付けます。音やリズムなどを取り入れて、感覚器官を高めます。グループ指導により集団生活に必要な約束ごとや、生活習慣に必要なマナーを身に付けます。(カワイ体育教室ホームページより)

  6. 英語教育

    歌、チャンツ、フォニックスを通して楽しく英語を学びます。たくさんの英語を聴き、聴いて応えるコミュニケーションの基本を身につけます。英語を好きになり、小学校で必須科目となった英語にスムースに入っていけるよう指導します。

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    モンテッソーリ教育の様子
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    縦割りクラスの様子