９月の園長コラム | 聖園幼稚園

　８月には各地で平和行事が行われていました。８月６日には広島で原爆慰霊祭があり、８日には福山市でも中央公園で福山空襲犠牲者の追悼式が行われました。９日には長崎で原爆慰霊祭が行われ、１５日は終戦記念日の行事が各地で行われました。

　戦争で犠牲になったり、戦争に駆り出されて戦死されたりした人は数百万人に及びます。戦争によって財産を失い生活が一変した人たちや、家族の死によって家族構成が変わってしまった人たちもたくさんいます。戦争は多くの人々の心にも傷跡を残していきます。

　福山市では毎年、８月１３、１４、１５日に福山祭りが開催されます。１３、１４日には中央公園のステージで、厳かな二上踊りや、熱気あふれたよさこいの踊りが繰り広げられていました。私も中央公園のステージを見、出店のたこ焼きやうどんを食べ、久松通りや宮通り、そして本通りまで歩いてきました。それぞれの場所で、親子連れや恋人同士が楽しそうに演舞を見つめ、出店で買い物や射的などのゲームに興じていました。それらの様子を見つめながら、平和はいいなとつくづく思っていました。

　聖園幼稚園の園児たちが何歳になってもこの平和な世界が続くように願っています。平和な世界を守り続けていくために、私たちも何かしらの行動ができればいいですね。

　２学期も、平和な心で登園してくれる園児たちを、職員一同で見守っていく所存です。

学校法人広島信望愛学園

聖園幼稚園　園長　瀧井　英昭