ちいさき花巻頭

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2019年01月園長コラム

新しい年のはじまりは、神様から私たちに与えられた時間について考えるよいきっかけになると思います。特に子どもたちにとっては、幼稚園で過ごす一年一年がとても大きな成長へと導く大切な時間となるのです。

12月に行われたクリスマス会の中での楽器の演奏や合唱・劇では、継続的な取り組みによって成された子どもたち一人一人の成長が表れていました。聖劇で声を揃えて言う聖書の言葉が印象的でしたが、最初の練習では1行を覚えるのが大変だったÅさんも毎日繰り返し練習することでとても長いセリフを覚えることができました。家に帰っておうちの方とも練習をしていたと聞きました。そういった家族の皆様のご協力にも大変感謝しています。

植物や動物の場合は自然の中で時間がたてば成長しますが、人間の場合は違います。人が持っている秘められた可能性は教育として育んでいくことが必要です。教育という言葉は英語でEDUCATIONです。ラテン語のE-DUCEREエドゥチェレ「外へ導く」という言葉が語源となっています。つまり教育とは、人が内に持っていることを外へ出すように導く事なのです。家庭と学校における役割はちょうどこの点にあります。親をはじめ教育者は子どもに関して自分が思っている姿を押し付けるのではなく、子どもが持っている秘められた可能性を外に引き出す手助けをするのです。

この新しい年にも、神様から私たちに時間という賜物と様々な機会が与えられます。それをきちんと見つめて、継続的になおかつ有効的に過ごすことができる一年となりますように…。

皆さん、新年おめでとうございます。

園長 アルナルド・ネグリ

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